学習院女子中等科

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学習院女子中等科の特徴

学習院女子中等科は、東京都新宿区に位置する伝統ある女子校です。同校は、「正直と思いやり」を教育理念の柱として掲げ、生徒が主体的に行動できる環境を提供しています。中高一貫のカリキュラムを編成し、中等科では基礎学力の充実を目指して、国語・数学・英語の時間を多く取り、一部で少人数制授業も行っています。伝統的にことばの教育を重視し、国語では作文や読書指導に力を入れています。英語はテキストに「NEW TREASURE」を使用し、文法とコミュニケーションの両方の習熟を目指しています。家庭学習の習慣づけの面からも、NHKラジオ「基礎英語」の聴取は必修です。中学1年の道徳は作法の講師が指導し、あいさつや電話応対、食事などのマナーを学び、礼儀や正しいことば遣いを身につけます。

同校では、文化部20、運動部11、同好会3が活動中で、入部形態は自由度が高く、兼部も可能です。特徴的な部活動として、能楽師から直接指導を受けられる「仕舞部」があります。また、国際交流部では、ユニセフハウスを訪問し、飢餓や紛争などの問題について学ぶなど、社会貢献活動にも力を入れています。

卒業後は6割程度が学習院大学に進学しますが、難関私立大学を中心に、他大学への進学実績も優れています。広々とした緑豊かなキャンパスは、学習環境として非常に快適です。校内には、総合体育館、図書館、実験設備の整った理科室など、教育活動を支える施設が充実しています。特に美しい庭園や伝統的な建築物が整えられた校舎は、生徒に落ち着きと集中をもたらす要素となっています。また、ICT環境も整備され、デジタル化された教材を活用する授業が行われています。

学校行事として、球技会、運動会、遠足のほか、学習院の男女高等科と筑波大学附属高校との総合定期戦「附属戦」などがあり、八重桜祭(文化祭)では、各団体が活動の成果を発表します。近年、アメリカのシリコンバレーへの研修旅行が始まり、英語でアメリカの大学生と話す機会を設けたり、現地企業を訪問したり、スタートアップ企業の説明やプレゼンテーションを見学します。生徒たちにも課題が出され、現地コーディネーターに指導を受け、プレゼンテーションも行います。これにより、生徒たちは手応えを感じ、成長につながっています。

以上のように、学習院女子中等科は、伝統と先進性を融合させた教育環境の中で、生徒一人ひとりの個性と才能を尊重し、社会で活躍できる女性の育成に努めています。

基本情報

住所〒162-8656 東京都新宿区戸山3-20-1
電話番号03-3203-1901
FAX
公式HPhttps://www.gakushuin.ac.jp/girl/

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