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注目ポイント!
発信力を強みとする千葉明徳中学・高等学校。その力は1分間スピーチから始まり、探究活動で課題研究論文を発表するプレゼンテーションまで多岐に渡る。
先生インタビュー
~土佐先生にインタビューしました!~
本日は千葉明徳中学校にお邪魔しております!今日は英語教諭で入試広報室長の土佐先生にお話をお伺いしたいと思います!
土佐先生よろしくお願いします。
まず先生は千葉明徳中学校に長く携わっていらっしゃるのですか。
土佐先生はい。まず千葉明徳中学校の開校は2011年だったのですが、私は2009年の後半から開設企画局のメンバーに入りました。
2011年立ち上げと言いますとまだ新しいですね。
土佐先生そうですね。中学としては14年目になります。
そうなんですね!
土佐先生その立ち上げの時に英語教育をどうするのかも含め、学校全体の企画や募集をどうするのかを決める部署にいました。中学立ち上げからずっと英語を見てきました。
一期生から担当されていたということなんですね!
土佐先生そうですね。今は高校2、3年生しか担当していませんが、一貫生の英語をずっと担当しています。
千葉明徳中学校の注目ポイント
~英語に力を入れる_英会話でのグローバル教育~
そんな千葉明徳中学のことをよく知っている土佐先生に、御校の注目ポイントを教えてもらいましょう。
土佐先生本校の注目ポイントはたくさんあるんですが、その中でも力を入れていること2つをご紹介できればと思います。
ぜひお聞かせください!!
土佐先生まず1つ目が、グローバル教育です。中1の英語の授業って週6回あるんですが、そのうちの週2回が英会話の授業になっているんです。だから英語を話す機会というチャンスは多いかなと思いますね。
英語の授業ではなくて、『英会話』なんですか?
土佐先生そうです。本校在籍のネイティブの先生が授業をしてくれるのが、2回のうちの1時間。もう1時間はベルリッツと提携しているので、その先生が来てくれます。
本当にグローバルな教育という感じですね!
土佐先生そうなんです。中1のクラスは3つあるんですが、ベルリッツの授業ではその3クラスを更に6クラスに分けて、約15人の学級を1人の先生に見てもらうんです。
すごい!それなら目も届きやすいし、質問もしやすいですね!
土佐先生そうなんです!質問しやすい状況で、少人数制の英会話ができるのが強みです。これを中1・2でやっています。
3年生になったらどのようになっていくんでしょうか?
土佐先生Z会によるオンラインスピーキングを行います。これが1時間の授業で25分行って、年間17~18回やるんです。
それはマンツーマン…ということでしょうか?
土佐先生そうです。それが中3~高1まで。だから週2時間は本当に英会話の授業が高1までずっと続く感じですね。
それは14年前に立ち上げた時からずっとやっていたんでしょうか?
土佐先生最初は違いましたね。ベルリッツと提携したのが2017年で、しばらく行っていたのですが、中3になった時に英会話が減ってしまうのは勿体無いということで、2020年から中3にオンラインスピーキングを入れようという話になったんです。
なるほど!どうやってこの子たちの勉強を続けていくか。そういうところからだんだんと英会話の機会が増えていったんですね。
土佐先生そうです。あと、通常の授業も2011年の開校当時からスライドを使った授業をしていたので、板書はないんです。
開校当時から板書がないんですか?
土佐先生そうなんです。全部スライドを使用していて、生徒たちもそれをノートに取るのではなく、配られたプリントに書き込んでいって要領よく文法を取得していくんです。
板書している時間を喋る時間に使ってもらおうという狙いがあるように思えますが?
土佐先生そうです!実際にアウトプットする時間を増やす授業を心がけて、音読をたくさん行っています。音読のパターンもいくつか用意しているんでやりがいがあると感じています。
音読のパターンがいくつもあるというのは確かに面白そうですね!
土佐先生教科書本文をいくつかのパターンで何度も読むので、そのうち暗記してしまう生徒も出てくるんですよ。
やはり声に出して、その自分の声を聞いてというのを繰り返すことが記憶に残りやすいんではないでしょうか?
土佐先生そうなんですよ!また、穴埋めや並べ替えなどの文法的なトレーニングも授業中に行うんです。併せて文法問題集もみんな持っているので、授業でできなかった部分は宿題に出せる。すごくスムーズに授業が進んでいっていると感じています。
始めから英語がすごく好きな子ばかりが集まるというわけではなく、授業でたくさん触れる機会があるから自然と身についていく。そういう姿が見えた気がします。
土佐先生英語の取っ掛かりとして洋楽を聞いたり歌ったりする活動も行っています。
面白そうですね!
土佐先生結構、卒業生に「英語の授業での思い出は?」と聞くと、「洋楽を歌ったこと」とよく聞きます。
確かにインパクトはすごくありますね!
土佐先生あとはレシテーションコンテストという英語の暗唱大会を中1・2で行っています。
英語の暗唱大会ですか!?
土佐先生優秀者は校外のコンテストへの参加をしているのですが、ここ最近は優秀賞を取ることも増えてきました。昨年度は2年生3名が出場し、全体の最優秀賞と2学年の1位を取りました。
そうやって目に見えて結果が出るのはうれしいことですね。
土佐先生そうですね。
~国内外の語学研修にも力を入れる_英語にアレルギーがない環境づくり~
語学研修プログラムはどのようなものがありますか。
土佐先生まず、国内のプログラムとしてお台場にあるTOKYO GLOBAL GATEWAY(TGG)に学年ごとに毎年行っています。
毎年ですか?
土佐先生はい。中1と中3は年に2回、中2は1回の計5回参加します。
希望者だけじゃなく、全員が参加するんですね。
土佐先生高校2年の修学旅行がハワイに行きますので。
最高ですね!
土佐先生今年復活したんですけど本当にハワイはすごくいいですよ!理科研修と語学研修のいいとこ取りみたいな感じで、ハワイ島とオアフ島を訪れます。理科研修としては火山地帯や熱帯雨林を歩いたり、標高2000mの付近で星空を見たりというのが大きな特徴ですね。語学研修としては、大学生や高校生との交流もあり、彼らを相手に探究活動の発表を英語で行うという取り組みもしています。
これまで勉強して来たことをその修学旅行で活かせるのもいいですね!希望者のプログラムは何をしているんでしょうか?
土佐先生ボストンへ行ったり、オーストラリア、セブ島などにも行ったりするんです。
セブ島いいですね~。
土佐先生セブ島は2週間丸々英語漬けの日々で、現地の先生がかなりみっちり指導して鍛えてくれますね。
旅行に行く気分で、「いいですね」と言ってしまいましたが、研修だと英語漬けなんですね…。他の2拠点はどんな感じでしょうか。
土佐先生ボストンでは、タフツ大学の寮に宿泊して語学研修を行いながら、ハーバード大学やMITの見学、それに市内観光も行います。
これも内容の濃い研修ですね。オーストラリアはどうですか?
土佐先生オーストラリアでは10〜14日くらいの期間でホームステイをしながら現地の高校に通います。
それぞれ違う魅力がありますね。選ぶ基準が難しそうです…。
土佐先生そうなんですよ。どれも行きたい!という生徒が増えました。本当に興味を持つ子が多くなったと言う印象ですね。
英語に興味を持つ生徒が多いと言うことですが、他にも何かそのことを感じるエピソードなどはありますか?
土佐先生そうですね。最近は英検を取る子がかなり増えて来ましたね。中3で準二級を取る子がだいぶ多くなったというのが実感です。今年の高3生の中には、高2で準一級を取ったのが3人います。
これだけ英語に触れる機会があれば、そうなるのも納得できます。受かっちゃうという自信が生徒さんに溢れているんじゃないでしょうか。
土佐先生仮に落ちてもちゃんとリベンジしてくれたりとかするので、英語にアレルギーなく取り組めるのが本校のグローバル教育の良いところだと思います!
~発信力を鍛える探究活動~
ここまでグローバル教育のお話についてお伺いして来ましたが、もう一つ大きな特徴があるとおっしゃっていました。
土佐先生はい。本校の強み2つ目は探究になります。
なるほど。探究活動にも力を入れていらっしゃるんですね。
土佐先生探究の前に、少しプレゼンテーションについて話をしたいのですが、本校では「発信力」をつけるということを土台に置いています。自分の考えていることとかをきちんと相手に伝える。それで、その通りに行動していこうと言うのが、本校の教育方針になっているんです。
なるほど。それに沿った取り組みなんですね。
土佐先生まず、日直による1分間スピーチを、入学からずっと続けていきます。年間で換算すると7~8回発表の機会があるんです。
だんだん抵抗がなくなっていきそうですね。
土佐先生そうです。授業中にも、社会科のディベートや、国語のビブリオバトル、英語のペアワークなど、様々な発表の形があります。
本当に幅広いですね。では、探究活動ではどんな取り組みをされていますか。
土佐先生1~2年生は『土と生命(いのち)の学習』という取り組みを行っています。学校の前に田んぼと畑を作り、米や野菜を自分たちで作りながら、それにまつわる研究や調査をしています。水漏れしない畔作りとか、水の循環器を作ったりとか。いろんな探究活動をしていますね。害虫対策でどのようなハーブが有効かを考える班や、地域にどのように貢献できるか考える班などもありますし。
こちらも生徒さんの興味に応じて様々な探究があるんですね。中学3年生からはどんな風に変化していくんでしょうか?
土佐先生3年生は課題研究論文というものに取り組みます。これは一人ひとりのプログラムで、それぞれが自分のテーマを立てて研究活動を行っていきます。
どのような流れで論文を書いていくんでしょうか?
土佐先生2年生の後半に、論文を書くにあたっての研究の仕方、書き方のレクチャーを受けます。3年生の初めにはテーマを決め、実験や観察を開始するんですが、自分自身でデータを取ることを大切にしています。そのデータを分析・考察し、それを文章にまとめて発表までもっていくという流れです。例をあげると、トマトの研究を生徒は、プランターにミミズやダンゴムシなどの土壌生物を入れた時の生育の違いをデータに取っていましたね。
また興味深い内容ですね。
土佐先生調べ学習で終わらせず、独自のデータを使って研究論文を書くというのが、本校の課題研究論文の面白いところです。理系の子だけでなく、文系の子たちもデータを取って論文にしているんです。
なんだか大学みたいですね。研究は本当に自分の興味のあることを選んでいいんでしょうか?
土佐先生もちろんです。一応、分野を分けてゼミを作っています。そのゼミの中でも何回も発表があって、プレゼンテーション能力がついていくんです。
1年生の頃からやっていたことが更にパワーアップするんですね。
土佐先生このゼミ活動では高校1年生も一緒になるのですが、中学の頃からの研究をもっと深める子もいれば、地域貢献の研究をする子もいたりします。
ここでもずっとやって来たことの延長戦で活動が続けられるんですね。
土佐先生先ほど紹介したトマトの生育と土壌生物の関係について研究していた生徒は、高1の時に千葉大学の「高校生理科研究発表会」に参加し、優秀賞をもらいました。他にも、中3から高2までスズメバチの生活史を研究した生徒は、茨城大学主催の「高校生の科学研究発表会」で優秀発表賞を受賞しました。
素晴らしいですね!
土佐先生千葉大学の高大連携プログラムASCENTプログラム(現ASCENT-6E)に参加したある生徒は、最終選考まで残って英語で論文を書き、プレゼンテーションを行う、という活動をしました。大学の教授にマンツーマンでついてもらい、蜂蜜に含まれる花粉のDNA解析をするという高度な研究をさせてもらっていましたね。
大学の教授がマンツーマンというのもなかなか高校生で経験することのない状況ですね。
土佐先生すごいですよね。その子は総合型選抜で千葉大に入学しましたね。「理科の先生になりたい」と言っていました。
探究活動がその先の大学進学や進路まで繋がっていると感じます。
土佐先生そうですね。研究が進路に直結しているのは良い流れだと思いますね。
内容の濃い、グローバル教育と探究活動のお話が聞けました!!
千葉明徳中学校のことをもう少し詳しく聞いてみました!
~どういった生徒が千葉明徳中学校には合っている?~
そもそものお話になりますが、御校にはどんな生徒さんがあっているんでしょうか?
土佐先生やはり探究活動を大切にしていますから、自分から「あれがやりたい」、「これがやりたい」と積極的に色々試して、楽しめる人は合っているんじゃないでしょうか。とりあえずやってみよう!とことん突き詰めてみたい!ということが好きな子は合っていますかね。1つのことを突き詰めるという子も向いてますね。探究活動は本当に活躍の場ですし、それを突き詰めて大学まで行く子もいますので。
確かに、先ほどのお話でも一つのことを研究し尽くして更に深いところまで学ぶために大学を選んでいる生徒さんもいるというお話でしたね。
土佐先生一生懸命やりたいという子は活躍できるかなと思いますね。前向きに取り組める子は存分に楽しめる学校じゃないかなと思いますね。コミュニケーションが好きな子も、ペアワークやグループワークが多いので、その活動の中で成長しやすいと思います。
~学習面のサポート体制について~
次に、学習面のサポートについてお伺いさせてください。
土佐先生 サポートというよりは基礎基本を大事にしているのが特徴です。毎日の朝学習がその一例ですが、8:15〜8:35の20分間に小テストを行い、合格できない場合は放課後残って追試や補習を行っています。
き、厳しい…。
土佐先生いえいえ。小テストの内容は単語や計算など基礎的なものですから、追試にかからないための準備ができるようになる、というのが目的です。家庭学習の習慣を身につけるというのが1番のねらいです。単語テストなどは、20単語を範囲として、その20単語を出題します。
事前に出る範囲が分かっていれば少し安心ですね。
土佐先生朝学習は20分で、本当に1日1科目しかないんです。そこでちゃんとやってくることはきちんと習慣が身について、基礎力もついてきます。
そうですよね。やはり習慣化ってすごく大事ですよね。
土佐先生しつこく追って行くというのがサポートと言えるかわからないですが、ある意味学習面でのしつこさで力をつけた子ははやり伸びますよね。
自習室のサポートはいかがですか?
土佐先生中学生用にも高校生用にも自習室を設けています。自主的に残って最終下校時刻まで勉強する生徒もいますね。特に高校生は多いです。また、現在図書館のリニューアルを行っており、来年度(2025年度)からラーニングコモンズ化をします。ちょっと寄って自習していく、ということがしやすい環境ができます。現在の状況としても、一貫コースの先生たちのいる部屋は進路指導室になっていて赤本なども揃っています。その前の部屋が自習室になっていますから、みんなガンガンに勉強していますね。
そうなんですか!
土佐先生はい。進路アドバイザーの先生もいるので、どういう受験スケジュールを組めばいいかなどの相談もできます。担任以外の先生がプロフェッショナルな視点で見てくれるのはいいと思いますね!
手厚いですね。
~カウンセリングの体制については?~
次にカウンセリングのサポートにも聞いて見たいと思います。
土佐先生カウンセリングの先生も毎日ではないんですけど、契約しています。予約をとってカウンセリングを受けることもできます。
それは生徒はもちろん、保護者の方もですか?
土佐先生そうですね。保護者が取る場合もあります。
~学校への通いやすさは?~
次に御校への通いやすさについてなんですが。
土佐先生アクセスは駅から直結なので通いやすいと思いますね。
そうですね。私も本日電車で来ましたが、本当に駅から直結でビックリしました。
土佐先生本当に駅から1分で敷地に入るので、それはすごく売りポイントですね。
意外…と言ったら失礼ですが、千葉駅からも近くてびっくりしたんです。もっと遠いイメージを持っていましたので。
土佐先生そうなんです!みなさん遠いイメージを持っているんですが、実は千葉駅から10分なんです。近いんですよ!
電車乗っていて、「あれ?もう着いた」ってなりました。
土佐先生千葉市の子の多くは京成線だけで来ていますね。京成線は1本で本校まで来れるので。
乗り換えがないのは親御さんも安心ですね!
土佐先生そうです!あとはバスも出ています。蘇我駅東口から「明徳学園行き」に乗ってください。通学時間帯は増便してもらっているので、通い易いです!
なるほど。都内から来ている生徒もいるんですか?
土佐先生そんなに多くはないですが、いますね。よく、2時間かけて私学に通う生徒もいると聞きますが、それに比べたら、東京からなら1時間で来られるので近いんじゃないでしょうか。錦糸町から快速に乗って1時間なんです。だから墨田区や江東区、江戸川区などの千葉寄りの地域からも来てくれるといいかなと思うんですよね。
駅直結で、東京からも1時間程度で通える。とても魅力的な条件だと思います!
入試についてもお伺いしてみました!
~千葉明徳中学には多彩な入試方法がある!~
次に入試についてもお伺いしていきます。御校に入学するために受験生はどんな準備をすればいいのでしょうか?
土佐先生本校の入試区分は大きく分けて4つになります。1つ目と2つ目は、12月の第一志望入試とプレゼンテーション入試。どちらも本校を第一志望としている受験生が対象です。3つ目が一般入試。最後の4つ目が適性検査型入試になります。
それぞれどんな特徴があるんでしょうか?
土佐先生第一志望入試は、国語と算数、面接で合否を決める試験になります。小学生で習う基礎的な知識や学力が身についていれば突破できると思います。2つ目のプレゼンテーション入試は、名前の通り、プレゼンテーションをやってもらいます。プレゼンの時間は10分間になります。
10分はきついですね…。私なら映像を使おうかと考えてしまいます。
土佐先生ポスター1枚でやってもらうので、知識を持ってないと喋れないんです。みんなしっかりと準備してきてくれますよ!
他の2つの試験はどんな特徴があるんでしょうか?
土佐先生一般入試は1月と2月で、全部で5回もありますのでどこで受けてくれてもいい試験になります。
5回ある理由は何かあるんでしょうか?
土佐先生千葉の一般入試の解禁日となる1月20日に1回目。次の日も受けられるという理由で1月21日が2回目。だいたいここで多くの方が受験をします。
なるほど。でもあと3回ありますよね。
土佐先生はい。一般入試3は、少しずらした1月25日に行います。他校との併願の兼ね合いで選ぶ目的もあるかと思いますが、一般入試2までに合格した受験生が、合格を保持したまま無料で特待生チャレンジできる日にもなっています。なかなか特待は出ないんですが、でも「チャンスはあるよ!」ということでやっていますね。
チャレンジしたいという子にはお勧めですね!
土佐先生そうなりますね。一般入試は1回目~4回目までは2科か4科が選べます。難問・奇問といった類いの問題は出してないので安心してください。基礎が大事で、そこさえクリアしてくれれば、あとは入学後に伸びていくと思っています。
合格ラインはどのくらいなんでしょうか?
土佐先生合格点も6割を目指しましょう、と案内しています。
やはりそこを知っているのと知らないのとは、全然違うように思います。それでは最後に4つ目の適性検査型入試について教えてもらえますか?
土佐先生適性検査型入試というのは、公立の中高一貫校を目指す学校の併願パターンとして用意しているものです。【県立・市立共通一次試験型】、【県立二次型】、【市立二次型】、【都立型】の4パターンを用意しています。最初の3つは本校が入試会場で、県立千葉・県立東葛飾・市立稲毛国際を目指している受検生向けの入試です。それぞれ一次検査は12月に行われますから、そこで残念な結果だった受験生にも、1月24日の二次検査の前哨戦として臨む受験生にも、最適な入試になっています。
本番の試験に臨むこともできるんですね。
土佐先生その通りです。都立型は市川会場で行います。去年は240人も来てくれたんです。
240人!?
土佐先生そうなんですよ。やはりみなさん模試感覚で受けていくという感じですね。
なかなかこういう対策を行っている学校さんはないんじゃないでしょうか。
土佐先生そう思いますね。だから公立を目指している小学生のみなさんにもお勧めの試験です。私としては、都立型からもたくさん入学してほしいと思っています。
~受験生の保護者はどんな準備をしたらいいの?~
ここまで受験生に向けての試験対策のお話を聞けましたが、保護者さんが何か受験までに準備することなどはありますか?
土佐先生そうですね。やはりお子さんが通う学校なので、お子さんがやる気になるお声がけが一番いいかと。
確かにそうですね。
土佐先生「勉強しなさい!」というよりは、夢を持って勉強ができるようなお声がけがいいのかなと思いますね。第一志望に入らなきゃダメだという感覚で中学受験はしない方がいいと感じますね。
お子さんの気持ちが第一ということでしょうか?
土佐先生そうですね。やっぱりその子が「行きたいな!」とか、「なんとなくいいな」、「楽しそうだな」とか。そういう学校選びをしてもらえたらいいんじゃないかなと思います。
確かに。親が入れたい学校があって、「勉強しなさい!」というのだとプレッシャーになりますし…。
土佐先生そうなると入ってからのモチベーションが上がらないですね。自分が納得して、「行きたいな」、「楽しいそうだな」って思って入ってくるのが一番いいです。
~受験生へのメッセージ~
最後に受験生へのメッセージをお願いいたします。
土佐先生今の5年生、4年生のみなさんは夢を描いて、「中学校で〇〇がしたい」という気持ちを大事にしながら学校を選んで欲しいと思います。未来は自分で築いていくものなので、なんでもチャレンジして欲しいなと思います!
学校の特色
授業
一人ひとりの特性を理解し、6年間で大きく伸ばす
中高一貫コースでは、高い知識と見識のもとで独自の判断力や意見を持ち、正しい行動ができる「行動する哲人」を育むカリキュラムを展開しています。そのための土台となる確かな学力をつけるため、普段の授業を充実したものにすることはもちろん、朝学習と放課後補習、先取り学習や習熟度別編成での分割授業、放課後特別講座や学期末セミナーなど、さまざまな取組みを用意しています。何より6年間をともに過ごすことで、生徒一人ひとりの特性をしっかりと理解して指導できることが大きな強みになっています。
学校行事
1年を通し様々な行事に取り組む
文化祭や体育祭、合唱コンクールはもちろんのこと、レシテーションコンテストやビブリオバトルなどの探究活動に直結した行事も、千葉明徳中学校ならではの学校行事の特徴です。
~日本の文化から世界の文化へ学びを広げる~
御校では様々な行事がありますが、なにか特徴的な行事はありますか?
土佐先生色々ありますね。授業の中で取り組んでいるものも含めると多岐に渡ります。
先ほどお話にあった、レシテーションコンテストなどもその中に含まれますよね。
土佐先生そうですね。あとユニークなものだと、百人一首大会などもありますね。あと面白いのは、芸術鑑賞会でしょうか。中1は落語。中2が歌舞伎、中3が能となっています。
和の芸術が揃っていますね。先ほどの百人一首もそうですが、中学校のうちから日本の文化に触れているのはいいことですね。
土佐先生本校では中学は日本文化で、高校は世界文化という感じに流れを置いているんです。中3の修学旅行も京都、奈良ですし。高校生は劇団四季のミュージカルを鑑賞します。
部活動
週5回の活動で、仲間とのびのびと活動に打ち込む部活動!
部活動の中には関東大会や全国大会に常連として出場する種目も多数ある、千葉明徳の部活動。広い施設環境でのびのびと仲間と活動するのも特徴的。
~千葉明徳中学校の部活動についても聞いてみました!~
部活動についてもお話を伺ってみたいと思います。
土佐先生そうですね。本校の部活はバドミントン部と剣道部が強くて、関東大会出場常連校なんです。両方女子が強いですね。
なんか、先ほどの研究のお話しから思っていましたが、女子の活躍がすごいですね!
土佐先生そうですね。理科もそうですし、レシテーションや英語の話もそうですね。言われてみれば女子が強いですね。
私もスポーツマンなので、部活で活躍していると聞くと興奮しちゃいますね!他には強い部活や頑張っている部活はありますか?
土佐先生高校にチアリーディング部があるんですけど、それは全国レベルです。全国3位とか4位になっています。チアリーディングは関西が強いんです。でも関東で1位か2位なので、十分すごいと思いますね。
部活動はどのくらいの頻度で行っているんですか?
土佐先生基本は週5回ですね。先ほどのバドミントン部と剣道部は強いので、強化指定ということで週6回の活動となっています。ただ全体としては、中学では結果を求めて厳しく取り組んでいるというよりは、自分のやりたいことをのんびり、楽しくやっている部活動が多いように思います。
中学校でも強化指定というのがあるなんてびっくりです!でも、どの部活も意欲的に取り組んでいるのがすごく伝わって来ました!
~ インタビューを終えて ~
インタビュー冒頭から引き込まれるような語り口で学校の魅力を余すとこなく語ってくれた土佐先生。千葉明徳中学・高等学校が大事にしている発信力を先生自ら体現しているように感じました。
自分が興味があることに貪欲に取り組む生徒の姿はこれからの明るい未来に繋がっていると感じました。
合格実績
基本情報
住所 | 〒260-8685 千葉県千葉市中央区南生実町1412 |
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電話番号 | 043-265-1612 |
FAX | 043-265-3709 |
公式HP | https://edu.chibameitoku.ac.jp/junior/ |
アクセスマップ
交通アクセス
学園駅前駅 徒歩1分
-全路線「学園駅前駅」下車-
・京成線・新京成線「ちはら台行き」にて「学園前駅」下車
・JR総武線/JR千葉駅東口より京成千葉駅、京成線「ちはら台行き」にて「学園前駅」下車
《交通アクセス_スクールバス案内》
・JR内房線/蘇我駅東口より小奏バス「明大学園行き」にて終点下車
・JR外房線/鎌取駅南口より小奏バス「明大学園行き」にて「北生実」バス停下車徒歩約3分