• 2024年10月22日

京華中学校インタビュー特集

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注目ポイント!

子供たちの個性を伸ばす、学校コンセプトの建学の精神とは

京華学園には生徒達の個性を見つけて伸ばす建学の精神が大きく根づいています。それに賛同する先生たちが多く集まり、生徒たちとなんでも言い合える環境作りが積極的に成されています。

今自分が思っていることを伝えていく。逆に、自分の思いを素直に言っても周りが受け入れてくれるという土台がしっかりと作られているのが大きなポイントです。

インタビュー

インタビューにご協力いただいた先生

池本 和樹

中央大学大学院理工学研究科物理学専攻終了後、京華中学高等学校に勤務。
以後、全ての学年の担任を務め、高校3年生の卒業を見届けたのち、現在は入試広報主任として、在校生の活躍と学校に魅力を発信している。
また、陸上競技部の顧問を務め、自身もフルマラソンに5回出場するなど、生徒とともに活動することをモットーとしている。

~京華中学のことについて詳しく教えてください!!~

本日は京華中学校の池本先生にお話を聞いてみたいと思います!よろしくお願いします!

池本先生よろしくお願いします。

先生は入試広報主任として、子供たちの活躍などを発信されています。

池本先生はい。

広報というと学校を知ってもらうことかメインのお仕事かなと思いますが、先生のお考えは少し違っているようですね。

池本先生私が考える広報の立ち位置は子供たちの活躍などを発信することで、彼らの成長に繋がるということを凄く感じています。

素晴らしいお考えですね!

~どのような生徒さんが京華中学には合っている?~

そんな子供たちの活躍を広く発信している池本先生ですが、御校ではどういった生徒さんが多く通われているのでしょうか?

池本先生男の子って、どちらかというと運動が得意というイメージが強いかもしれません。ですが、京華学園はどちらかというと落ち着いていて、穏やかな雰囲気ですね。

穏やかな生徒さんが多いんですね!

池本先生そうですね。どちらかというと文科系の子が多い男子校だと思います。

それは、意図してそういう子たちが集まってくるのでしょうか?

池本先生学校として積極的に集めているということはないですね。でも、うちの教員は男の子達の繊細さをよく知っている教員が多いので、学校生活の声掛け一つでもかなり生徒たちに寄り添っています。子供たちが安心して生活できる学校環境になっていると思います。

お話にありました、先生たちの環境づくりがここでも活きているんですね!

池本先生そうですね。それが色んな所に伝わって、京華の雰囲気に賛同してくれる人が増えてきているのかなと思いますね。

~学習面のサポートについて~

御校の雰囲気に触れられたところで、次の質問に行かせていただければと思います。京華中学のサポート体制もお伺いできればと思います。

池本先生はい。

まずは学習面のサポートについて教えてもらえますか?

池本先生はい。まず、普通の授業の中で、基本的には生徒それぞれの学力に合ったコースを選べるところが1つの大きなところかと思います。

なるほど。

池本先生あとは長期の休みに、特に中学生は夏期講習、冬期講習を用意しています。普段の授業の+αの学習ができるのは大きいかなと思っています。

先ほどコースを選べるとありましたが、どのようなコースがあるのでしょうか?

池本先生特別選抜クラスと国際先進クラス、中高一貫クラスの3つになります。

そのコースによって学習のサポートは違ってくると思います。

池本先生

それは所謂…補習というやつでしょうか?

池本先生そうですね。でも、京華中学では【キャッチアップ講座】と呼んでいます。

少し補習よりはマイルドになりました。

池本先生あはははは。そういったものに参加してもらい、基礎的なところの取りこぼしがないようにしています。

しっかりと一人ひとりの状況を把握されながらサポートされているんですね。

池本先生はい。逆に特別選抜クラスで勉強のスタイルが確立できている子に関しては、卒業生がティーチングサポートで来てくれるので、それを利用する子もいます。

卒業生が後輩の勉強を見てくれるのは珍しいですね。

池本先生あとは、Z会の添削課題が出来るようにもなっています。それを活用して自分の学習で高い学力を身に付けることもできます。

生徒さんの段階に合わせて、色んな勉強方法を学校側がサポートしているんですね。

池本先生そうですね。これは学習面だけじゃなくて、すべての行事もそうですし、部活もそうなんです。

御校の建学の精神がここでも活かされているということでしょうか?

池本先生そうです。本校のコンセプトが【それぞれの個性を活かす】となっています。結構学校によっては「うちはここを推してます!」というのを、かなり尖らせるような打ち出し方をする学校も多いと感じています。

そうですね。逆にそれが学校の売りであり、当然のことなのかなと個人的には感じてしまいます。

池本先生そうですね。でも京華中学では個性を活かすことがコンセプトですので、「どれを取っても大丈夫なんだよ」というように、常に選べる状態を作ってあげています。これは他校にはない取り組みかと思います。

確かに。なかなか聞けない取り組みですね。

池本先生だからこそ、その子が何かで頑張りたいというときには、「うちにはこれがあるから、これを頑張りな」とか。別の子が「これで頑張りたい!」というなら、「じゃあこっちで頑張ってみようか!」と言い易いんです。

学校ってよく、「右向け、右!」なイメージがありますが、そうじゃなくて個々に合わせて、個々を活かす体制があるんですね。

池本先生学校として「これだけ」となってしまうと、どうしてもそこにクローズアップされてしまいます。ただ、子供たちにとって全員同じではないので、選べる状態を作ってあげるのは学校としては大事だと思っています。

~自習室のサポートについて~

ありがとうございます。それでは次に、自習室のサポートについても教えてもらえますでしょうか?

池本先生うちの生徒たちを見ていると、特に試験前は自分たちの教室を放課後に利用する子が結構多いです。あとは、つい最近図書室がリニューアルされました。そこが自習室も兼ねているので、そこを利用する子もいます。

それは全員が使えるのでしょうか?

池本先生学園のものなので、全員が使えます。もちろんそこには女子中高、商業の生徒もいます。

京華中学は男子校ですが、そのこの雰囲気は共学のようになるんですね。

池本先生そうですね。ですので、教室で勉強したり、ちょっと雰囲気を変えて図書館で勉強したりということもできます。

~カウンセリングのサポートについて~

勉強面、自習室のサポートについてお伺いできましたので、次の質問に移りたいと思います!

池本先生はい。

次はカウンセリングのサポートについて教えてもらえますか?

池本先生学校として相談室を用意しています。どうしても専門的なアドバイスとかを必要としていたりとか、お子様に対して不安な部分がある場合には、利用していただけます。

それは生徒さんだけでなく、保護者さんも一緒に利用可能なのでしょうか?

池本先生必ずしも一緒に来てくださいということではありません。ただ、保護者の方にも情報はちゃんと共有しているので、一緒に利用する場合はきちんと事情を知った上で利用することになります。

ちゃんとご家庭の連携も取れているということですね。

池本先生そうですね!

~学校への通いやすさは?~

では、次の質問です。

池本先生どうぞ!

御校への通学のしやすさについてお聞かせいただけますか?

池本先生そうですね。文京区の白山、三田線の白山駅から歩いて5分くらいの場所にあります。白山に来るまでのアクセスも非常にいいです。

白山駅から歩いて来ると、すぐに京華の看板が見えましたよね。すごく近いなという印象です。

池本先生そうです。実際、白山駅から降りて京華中高まで来るルートも、基本的には商店街を通ってきます。そのため、ほとんど車通りもなく安心して通っていただけます。

商店街とか人通りもちゃんとありますし、人の目が行き届いていて安心感がありますよね。

池本先生昨今、受験校を選ぶ際のポイントの一つに立地の良さというのは大きくなって来たので、そういう意味では京華はいい場所にあるのではないかと思っています。

京華中学に合格するために準備することとは?

~受験生が準備することは?~

京華中学校の池本和樹先生

次に、入試のお話しについてお伺いします。受験生が京華中学に合格するためにどういった準備をしたらいいのでしょうか?

池本先生そうですね。受験していただく際に、出願の段階で2コースを選んでいただいます。【中高一貫クラス】と【特別選抜クラス】の2つです。

どういった基準で選べばいいのでしょうか?

池本先生判断する材料としては、受験までの間で行われる学校説明会に来てください。それぞれのコースの特徴などを理解した上で選んでいただくのは、まず一つ大事かなと思います。

説明会でしっかりと説明してくれるんですね!

池本先生更に、お子様の学習レベルがどれくらいあったらいいかというのも大事な要素です。説明会の中でもそれぞれのコースに合った学力的の指針みたいなものはお示ししています。

それでは、説明会には積極的に参加した方がいいですね!

池本先生そこはぜひ見ていただいて、コース選びをしていただけるといいですね。

では実際にどのように受験対策に取り組んでいけばいいのでしょうか?

池本先生基本的に問題のレベルは難易度の高いものではありません。ですので、どの教科も基本的な知識をきちんと定着させる勉強をしてもらいたいという思いがあります。

なるほど。基礎問題が鍵となって来るんですね。

池本先生応用問題もありますが、あまりそこに偏ってしまうよりは、基本を聞く問題が多いので、そこにかける時間を増やしてもらいたいですね。

入試問題の傾向としてはいかがでしょうか?

池本先生傾向は変わってないので、入試直前の11月くらいになってから京華の過去問を解いてより精度を上げていってください。

過去問を解いた方が良いというお話でしたが、傾向についてはずっと変わっていないんでしょうか?

池本先生ほとんど変わっていません。ただ、かなり早い段階から過去問を解いてしまうと知識が偏ってしまうので、ある程度受験が近くなって来た11月や12月くらいからやり始めるのをお勧めしています。

追い込みの時期に入ってから過去問に取り組む理由はなんですか?

池本先生これまでやってきた勉強の内容を生かして取り組んでもらい、更に自分の足りない部分を見つけてもらえるので、この時期にお勧めしています。

なるほど。

池本先生それでも、ちょっと不安だなという方に対しては、説明会で各回に教科の入試問題の解説の回も用意しているので、ご参加いただければと思います。

そこは結構手厚く、こういった勉強をした方がいいよというのがわかるようになっているんですね!

池本先生そうですね。基本的に説明会に来ていただいた時には、だいたい保護者の方と受験生の方を別会場にしてご案内しています。

そういうシステムになっているんですね。ご家族一緒に説明を聞くのだと思っていました。

池本先生受験生の方には入試解説を行なっていて、保護者の方には学校の様子を見ていただけるようになっています。ですので、この説明会を活用していただけるといいと思います。

~保護者の方に向けて、どんな準備をすればいいのか?~

受験生に向けての勉強の仕方をお話いただきましたが、保護者の方に向けてもお伺いします。保護者の方が、受験に向けて準備しておくことはありますでしょうか?

池本先生そうですね。いろんな学校で説明会を見ていただきたいですね。少しでも保護者の方が持っている不安というのを解消してもらうことが、お子様にとっては一番いいのかなと思っています。

すごくわかる気がします。

池本先生保護者の不安が子供に伝わってしまうんですよね。親御さんに焦りが生まれてしまうと、「あれやったの?」「これやったの?」とか、「ここまで勉強したの?」とかいってしまいがちなんです。

そうですよね。

池本先生焦る気持ちもわからなくはないですが、お子様にとってはそれはストレスになってしまいますので。

その不安を解消するのが学校説明会を見に行くことなんですね。

池本先生はい。やはりいろんな説明会の中で、学校の様子などを知っていただくだけでも不安は解消されるのではないでしょうか。そこは保護者の方にしかできないことだと思うので、やっていただきたいなと思います。

不安の解消はなかなか難しいですが、少しでもいい形で本番を迎えてほしいですね。

池本先生あとは、特に男の子は頑張っていることを保護者の方や家庭ではあまり見せない傾向にあるのかなと思うんです。

そうなんですか?

池本先生みんな塾とかで頑張っているはずなんですが、それを家に持ち帰るとちょっと小っ恥ずかしいと思うのが男の子なのかなと感じています。

それはわかる気がします。私も努力している姿よりも、試合で勝っている姿だけを見て欲しいというタイプです。

池本先生ははは!ですので、お子様が家で出す雰囲気だけでなく、実際その裏側ではどういうことをやっているのか。本当はどう思って頑張っているのかということを塾の先生だったりと共有してもらい、お子様の本質的な部分を見てあげてください。

お話を聞いていると、見守っている親御さんの姿が目に浮かぶようです。

池本先生そうですか。今お伝えしたところをぜひやっていただけると、受験当日まですごくいい雰囲気でご家庭も進んでいけて、お子様も安心して勉強に集中できるんじゃないかと思います。そういう環境づくりをぜひ作っていただければと思います。

すごく心が熱くなりました!

受験生へのメッセージ

では最後に受験生へのメッセージをお願いできますか。

池本先生これから本格的に受験勉強が始まって、より大変な時期に入ってくると思います。でも、その2月を終えて、4月から本当に自分が楽しめる学校に入学をして、楽しい6年間を過ごせると思います。それをぜひ期待していただいて、この苦しい時期を乗り越えてもらえるといいのかなと思います。
それでも、もし不安だなとか、もっといろんな学校のことを知りたいという時があれば、説明会だけではなく、直接学校にご来校いただいて「ちょっと話を聞いてみたいな」ということも全然問題ありません。そういう時はぜひ遠慮なく来てください。応援しています!

学校紹介動画


学校の特色

授業

中高6年一貫教育のコース編成

中学2クラス制と高校3コース制

6年間の学びを、2学年ごとに基礎・発展・受験対策と位置づけ、段階的にステップアップする学習プログラムを展開。進級時には、本人の希望・意欲・成績次第でコース変更も可能です。

中高6年一貫教育のコース編成

進路指導

卒業後も成長し続けるために学力と人間力の基盤を作る

京華の進路指導は、教員と生徒、教員と保護者、そして生徒同士の信頼関係を築くところから始まります。具体的な進路については、少しでも偏差値の高い大学を目指すというより、それぞれにとって居場所になり、全力で学校生活を楽しみ、成長できる大学を選んでほしいと考えています。

大学進学希望者100%という背景のもと、現役合格を目指して、実践的な教育プログラムを展開。個々の才能・資質を遺憾無く発揮できるよう、一人ひとりの能力を見極める効果的な指導方を取っています。

部活動

京華中学校の部活動

競い合い、高め合い、支え合う運動部
深める、広げる、極める文化部

~部活動について、池本先生に聞いてみました!~

池本先生中学の間は、競技性も重視するのですが、チームとして仲間同士の関係性なども高めあっています。あとは、時間を守ったり、挨拶をすることを徹底しようというのは、どの部活もやっていますね。

素晴らしいですね!

池本先生これは運動部だけでなく、文化部もそういった基本的な礼節を身につけて欲しいというのは大前提であります。

運動部は上下関係がありますので自然と礼節などは身につくイメージですが、文化部にも徹底されているんですね。

池本先生ただ、男の子なので、競技性を求める子達が当然ながら出て来ます。文化部でもスキルを上げていきたいという子も当然増えてきています。その競技に対して、結果というものも徐々について来ているなという印象です。

向上心を持って活動に打ち込めるというのは大変いいことですね!

池本先生そうですね。ただ、6年間を通しての部活がやはり多いので、特に運動部などは中学だけで結果を求めずに、高校からどこまで高みを目指せるかというのを意識している部活も多いです。

なるほど。やはり6年間という長い時間をかけて生徒さんと向き合っていくというのは、授業だけではなく部活動にも取り入れられているんですね!

~ インタビューを終えて ~

思春期の繊細な男子生徒が多く集まる京華中学校。インタビューをしながら、これから成長したいと思う生徒さんたちに寄り添い、丁寧に育てていきたいという池本先生の想いに触れた気がしました。京華中学では常に成長し続ける生徒が安心して教育を受けられる体制が整った素敵な学校だと感じました。

行事

京華中学校の行事

ひとつの目標に向かって
みんなで頑張れる経験を培える学校行事

京華ではかなり行事を大切にしている学校のひとつです。コロナ禍を経て、「楽しませるのも、つまらなくさせるのも、自分たちなんだ!」ということに気づいたからこそ、より一層活気のある行事を生徒主体で作り出す。そんなかけがえのない時間が詰まっています。

合格実績

京華中学校の合格実績

指定校推薦

東京理科大・法政・学習院・日大・東洋・芝浦工大など、その合計枠は130大学・500名以上になり、特進コース・進学コースの生徒を対象とした制度があります。ただ、京華学園では安易に指定校推薦を勧めず、総合型選抜であっても、しっかりとした学力を身につけて進学するよう指導しています。

基本情報

住所〒112-8612 東京都文京区白山5-6-6
電話番号03-3946-4451
FAX03-3946-7219
公式HPhttps://www.keika.ed.jp/

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