• 2025年2月11日
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佼成学園中学校・高等学校インタビュー特集

佼成学園中学高等学校インタビュー特集
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生徒インタビュー

~佼成学園の生徒会メンバーにお話を伺いました!~

佼成学園の生徒会メンバー(大山颯真くん、李裕史くん)

本日は佼成学園中学校・高等学校にお邪魔しています。今日は佼成学園で生徒会に所属している大山颯真(おおやまそうま)くんと李裕史(り・ゆさ)くんにお話を聞いてみたいと思います!

大山颯真くん(以下、大山くん)よろしくお願いします。

李裕史くん(以下、李くん)よろしくお願いします。

お二人は生徒会のメンバーとお伺いしております。

大山くんはい。僕は今高校2年で、生徒会長をしています。

大山くんが生徒会長なんですね。李くんは中学生の生徒会メンバーと聞いています。

李くんはい。僕は今中学3年で、生徒会メンバーです。

ありがとうございます。今日は生徒会のお二人に、中学生と高校生それぞれの視点から、学校についてお話を伺っていきたいと思います。

 

学校生活で頑張ってきたこと 大山くん

~生徒会活動~

大山くん

早速ではありますが、お二人に学校生活で頑張ってきたことをお伺いしたいと思います。

大山くん一番はやはりこの生徒会活動が、佼成学園で過ごしてきた5年間で頑張ってきたことかなと思っています。

なにか生徒会活動の中で具体的なエピソードなどはありますか?

大山くんこの学校は文化祭が9月にあって、文化祭実行委員会が主となって動いています。そこがカバーし切れないところを生徒会も運営に入るんです。

そうなんですね。

大山くんその影響もあって、文化祭の準備には毎日夜9時くらいまで学校に残って実行委員長と副実行委員長、生徒会指導部の先生などと協力しながら文化祭を作り上げたというのが、学校生活で一番頑張ったことです。

お話からもとても素敵な文化祭だったのではないかと想像できます。

大山くんあとは生徒会活動としては、昨年から学校説明会にも携わらせていただいて、学校内外でいろんな人と関われる機会があり、ありがたいなと思っています。

学校説明会ではどんなことをしたんでしょうか?

大山くん司会や学校見学の案内もやらせてもらいました。

司会は大山くん一人で担当したんですか?

大山くんはい。僕一人でやりました。

学校案内も、学校のことをよくわかっていないと案内や口頭で説明するなども難しいと思います。それをどうやって準備されたのでしょうか?

大山くん生徒会は最長で3年間やることができて、僕は中3から携わっていているんです。その中でいろんな先生や生徒会メンバーと関わる中で、それぞれの思いや見方を自分なりに学んで、知識として蓄積させていきました。

いろんな人と関わり合って、自分なりに学んでいくというのは素晴らしいですね。

大山くんそうですね。学校の人々の佼成学園に対する気持ちに気づいたり、自分でも佼成学園がどんなものなのかを考えたりする機会になりました。それを説明会では「こういう学校ですよ」と明確に伝えることができています。

直に先生たちの思いなどを聞けるのは貴重な経験でしたね。実際に学校面接会で外部の方と接したと思いますが、反応などはいかがでした?

大山くん男子校というイメージが湧かない方もいるみたいで、「喧嘩あったりするんですか?」とか、「宗教色は強いんですか?」とか質問を受けますね。うちは特に佼成会が近くにあって大聖堂とかもありますので、ちょっと踏み込んだ質問をいただくこともありました。

そういう質問をされた時に、どのように対応をしたんですか?

大山くん殴り合いとか、バットを振り回してとかは、僕が入学してから一度もみたことがないです。実際に喧嘩はあるんですけど、逆に仲が深まりますよとお伝えしたりしましたね。

そうなんですね。

大山くん宗教色も全然ないんですよ。唯一あるとしたら、学校の創立記念式典の時に大聖堂に男女両校集まるというくらいです。だから安心してくださいとお伝えしています。

なるほど。きちんと現状をお伝えできているのは素敵ですね。

大山くんありがとうございます。

~アントレプレナーシップ~

他には何か頑張ってきたことはありますか?

大山くん高校の話にはなってしまいますが、今、グローバルコースというものに所属しています。そこでアントレプレナーシップという、起業家精神を学ぶ授業があります。

これはどういったものなんでしょうか?

大山くん各学年、グローバルコースという英語に特化したコースがあるんです。海外研修や教科横断型の授業などをやっていて、その中にアントレプレナーシップがあります。

なるほど。

大山くんアントレプレナーシップは3人~4人くらいのグループを組んで、社会問題に対し、それを改善するためにはどうしたらいいのかを話し合って、最終的には商品化まで持っていくという授業です。

商品化まで持っていくということですが、大山くんのチームはどんなものを作ったんですか?

大山くんディスレクシアという学習障害の一つがあるんですが、それを持っている子どものための漢字学習支援ツールのアプリの開発を目的にやっています。ありがたいことに、大阪の大学で最優秀賞をいただいたり、日本政策金融公庫のトップ100に選ばれたりと、いくつか賞をもらっているんです。

すごいじゃないですか!

大山くんありがとうございます。他にも、国連大学で今度僕だけプレゼンをしに行ったりもするんです。

そうなんですね!

大山くんアントレプレナーシップの最終発表が2月になるのでまだ続いているんですけど、学校で頑張ってきたことといえば生徒会活動とアントレプレナーシップの二つになります。

 
学校生活で頑張ってきたこと_李くん

~内面の成長~

李くん

それでは李くんにも学校生活で頑張ってきたことを聞いてみたいと思います。

李くん僕が学校生活で頑張ってきたことは、内面的な成長と部活です。

内面的な成長というのを詳しく聞いてもいいですか?

李くんうちの学校の校長先生の言葉で、「一人ひとりが大きく成長する学び舎」という言葉があるんです。僕はその言葉が本当にその通りだと思っています。今年の2月に学年全体でフィリピンのセブ島に12日間行ってきましたが(※令和6年度より変更・今後新しいプログラムに変更予定)、その中で自分の世界が広がった経験をしてきました。

それはどういうところで感じましたか?

李くん今までは日本のことしか知らなかったんですが、セブ島に行ったことにより現地のスラムの方やいろんな方に関わることで、現地の文化や価値観を直に感じることができました。

それを経験してきた率直な感想はいかがですか?

李くん日本では綺麗な部分や便利な環境で生活をすることが当たり前ですが、もっとシンプルな生活でも幸せを感じることができるんだなということを感じました。ちょっと言葉にするのが難しいんですけど。

現地に行かないと経験できないことをたくさん感じ取ってきたのではないかと、お話を聞いていて思いました。

李くんそうですね。こういう機会というのはとても貴重であると思っています。

~副キャプテンを務めた部活動~

李くんあと、学校生活で頑張ってきたことといえば部活動もあります。

部活は何部に所属しているんですか?

李くん僕はバスケ部に入っていて、副キャプテンを務めていました。監督の指示をチーム全体に伝えつつ、困っている後輩に教えに行ったりなどもしていました。

重要な役目を担っていたんですね。副キャプテンに選ばれた経緯を教えてもらえますか?

李くん先生からの推薦でしたね。

先生からの推薦ですか。選ばれた時、どう思いました?

李くん正直、「なんで僕が?」って思いましたね。もっとしっかりしている子もいたので…。

その中で副キャプテンを務めていたわけですが、最後まで務めあげた原動力はなんだったんでしょうか?

李くんやはり責任感ですかね。最高学年ということもありましたし、1回任されたからには絶対に完遂しなきゃいけないと感じていました。

その責任感は、李くんが元々持っていた性格なのか、それともバスケ部を続けて行く中で先輩たちの背中を見て年々培われて行ったものかと言われたら、どちらですか?

李くん最終的には先輩たちの影響が大きかったと感じています。最初はなんとなく副キャプテンを務めていたんですが、何度か問題などにぶつかる時もありました。そんな時に、去年の先輩たちならどうしたんだろうか?と考えることが多くありましたね。

そういうの、いいですね。きっと李くんの後輩たちも副キャプテンを務めた李くんの姿を見て、「僕たちもきちんとやらなきゃ」と感じる子もいるでしょうね。

李くんそうだといいですね。

部活動を通して学んだことなどは何かありますか?

李くん副キャプテンとして相手チームに挨拶に行くんですが、顧問の先生から「挨拶は大事」ということを教えられました。本当に常識的なことなんですけど、常に挨拶がしっかりできること、ご飯を残さずに食べること。そういう基本的な部分を鍛えてくれたことは感謝しています。

素晴らしいですね。

~生徒会に入ったきっかけ~

これまで学校生活で頑張ってきたことを聞かせてもらいましたが、ここからは生徒会のお話を深掘りしていきたいと思います。そもそもになりますが、生徒会に入ったきっかけを教えてください。

大山くんそれが、考えてみたんですが理由が思い出せなかったんですよね。

そうなんですか?

大山くんはい。生徒会というものがなんなのか。中2の時に好奇心と興味で生徒会に入ったんだと思います。

その理由も珍しいなと思いますね。生徒会って面倒くさそうだなという印象を抱く人が多いと思いますので…。

大山くん元々裏方の仕事をすることが好きだったので、そういうことをする人たちなんだろうなというのを思って入ったんじゃないかなと感じています。

なるほど。それで、実際に生徒会に入って見てその期待というのはどうでした?

大山くんちょっと変な意味で裏切られましたね。大変じゃないか!って。

確かに。楽な仕事ではないですよね。

大山くん楽なことはないんですけど、忙しいのは嫌いじゃないのでまだギリギリ好きで続けられていますね。

なるほど。李くんはいかがですか?

李くん僕はちょっと特殊なんですけど、通っていた小学校が人数が少なかったんです。1クラス9人だったんですが、その中で一人ひとりが行事に参加していました。それで中学に上がった時に、1クラス30人、それが5クラスもあって。その中で自分がこれまでやってきたことをいきなりやらなくなるのは自分が変わってしまいそうで怖かったんです。それで生徒会に入って少しでも学校というものがどんな場所かということを知っておきたかったので入りました。

そうなんでね。自分の居場所を自分で求めて入った場所なんですね。生徒会に飛び込むということはとても勇気がいることだったと思います。

李くんそうですね。でもやっぱり、僕も大山先輩と同じで生徒会というものに興味があったんだと思います。

~「使えるものは使う」先輩から学んだ交渉術_大山くん~

そんなお二人が生徒会を通して得たことは何かありますか?

大山くんそうですね。言い方は悪いかもしれませんが、「使えるものは使う」というのを先輩から教わりました。僕たちはまだ10代ということもあって、大人の力を借りなければできないことがたくさんあるんです。文化祭を成功させるにも、学校全体の先生が関わっていないと完成できない。そういうところからも、先輩からは「もし躊躇うことがあれば先生を使え」というのを教えてもらいました。

お話を聞いていて衝撃を受けたというか。でも、それができる関係性が先生と築けているのかなと感じました。

大山くんそうですね。実際、先輩が教えてくれたことは、本当にいい意味で正解だと思っています。この学校の先生は何かを投げかけたらすぐに返答をくれるんです。なので、今は躊躇いなく先生たちを頼りながら活動をしています。その行動は生徒会以外のアントレとかでも活きていると感じています。だからこの生徒会を通して得たものは「使えるものは使う」ということですかね。

なるほど。言葉だけで聞くと誤解されそうですけど、その行為には大山くんが先生たちにお願いする引き出しの多さを感じさせますね。

大山くんそうですね。きちんとお願いすることは言葉を尽くしますし、逆に難しい提案かなと感じるものに関しては、ちょっとフランクに投げかけてみたら意外と提案が通ったりすることもあるんです。そういう分け方というか、お願いの仕方を工夫する方法を生徒会の活動から学びましたね。

これは今後の学校生活や社会人になっても使えるスキルですね!

大山くんそう思います!

~生徒の誘導は廃品回収車からヒントを得たアナウンス_李くん~

それでは李くんにも、生徒会活動から得たものがなんなのかを聞いてみたいと思います。

李くんそうですね。僕は、イベントとか催しものを主催する側の苦労を知りました。これまで全部やってもらう側だったんですが、生徒会に入って文化祭や地域のお祭りとかの準備などに携わることが増えました。それを通して、イベントを潤滑に進めるために必要なことがなんなのかを考える機会が増えました。それをこなしていると、こんなに大変だったんだなと驚くことばかりです。

確かに慣れないことばかりで、仕事量も多いイメージです。

李くんそうなんです。だから他の学校の文化祭とかに行った時も同じ立場の人を見ると、「大変そうだな。頑張れ!」って応援したい気持ちになります。

苦労がわかるからこそ共感してしまうんですね。李くんの中で一番苦労する部分というのは何だったんでしょうか?

李くんやっぱり文化祭ですかね。男子校ということもあり、イベントとなるとみんな熱くなるので。そういうテンションが上がっているときは指示を聞いてくれなかったりすることもあるんです。一番簡単なのでいうと、「通路が塞がっちゃうからどいてください」とか。そういうアナウンスも届かないことがあります。

そういう時はどういう工夫をしてテンションの高い生徒たちを誘導するんでしょうか?

李くんそうですね。普通にアナウンスするのではなく、街を走っている廃品回収車のアナウンスを真似して伝えるとかでしょうか。「ご家庭の不要な~」というあれです。

へ~!確かにざわざわしている中で聞いたら自然と耳が傾きそうですね!

李くんあれは頭に残るなと思って、真似をしながらゆっくりアナウンスしました。

そこに着目するのは面白いですね。

李くんこちらが声を荒げてしまっても熱と熱のぶつかり合いで解決しないと思ったので、先輩たちのアドバイスも聞きながら工夫していきました。

素晴らしいですね。他には何か文化祭でのエピソードはありますか?

李くんそうですね。文化祭の準備は少し印象に残っていますね。

どんなエピソードがあるんでしょうか?

李くん後夜祭前日の最終確認中の床掃除なんですけど、その日は夜9時まで残って床に飛んでしまったペンキをずっと拭いていたんです。全然終わらなかったんですけど、それに気づいてくれた他の生徒達が手伝ってくれたんです。そういうことをしてくれない人たちと思っていたのでびっくりしたと同時に、とても嬉しかったですね。

李くんが一所懸命にやっていたのがその生徒達に届いたんじゃないですかね。人は心が動かないものには反応しないと私は持っているので。

李くんそうなんですかね。そうだったら嬉しいですね。

 
これまで苦労したこと・それをどう乗り越えたのか

~生徒会の雰囲気作り。生徒会という独特の文化とは~

先ほども少しお話が出ていましたが、李くんにも生徒会で苦労したことを伺ってみたいと思います。

李くんそうですね。文化祭の前段階の準備というところで、ステージ企画をやるんです。そのアイディアを事前に出し合わなければならないんです。一人何個かアイディアを出すとなった時に、あまり良い案が思い浮かばなくて。

一人で何個もアイディアを出さなければならないのは大変ですね。

李くんそうなんです。アイディアが思い浮かばなかった時に、同じ担当だった大山先輩にアドバイスをもらったりしていました。それを参考にしながら試行錯誤していったんです。

どんなアドバイスを大山先輩はしてくれたんですか?

李くん正解じゃなくて、案を出してくれる感じですね。「こういうのがいいんじゃない?」というような感じで。

頼れる先輩がいてくれるのって大事だなって思うんですよね。

李くんそういう雰囲気を作ってくれているのが、うちの生徒会のいいところですね。

今、生徒会内の雰囲気の話が出ましたが、先輩後輩で意見を言いやすい雰囲気作りのコツや工夫などは何かしてきたんでしょうか?

大山くん僕が中2で入ったときからそういう雰囲気がありましたね。今はもう大学1年生になってしまった先輩ですが、その先輩が入ってすぐに緊張を和らげてくれる雰囲気を作ってくれていました。それに、文化祭とかでもめちゃくちゃ働かされるんですけど、きちんと休みを取らせてくれる時間もくれる。すごく自分たちがやっていても過ごしやすい環境を作ってくれているのが、この生徒会だと僕は思っています。それを壊さないようになるべく柔らかい雰囲気を作るようにしています。

生徒会の雰囲気はこれまでの伝統でもあるんですね。

大山くんそうですね。だから僕の代になっても後輩に先輩をつけないで呼び捨てにされても別に怒らないんです。…ね?

李くん呼び捨てにしたことはないんですよ!先輩をつけて呼んでいますし!

今の会話だけでも、お二人の良好な関係性が垣間見れるようですね。

大山くん生徒会メンバーは他に11人いるんですが、先輩後輩関係なくあだ名で呼びあっても怒ったりしない。礼儀はちゃんとありますが、不思議な関係を築いていますね。

独特の文化、生徒会文化みたいなのが作り上げられているんですね。

大山くんそうですね。結構独特だと思います。部活でも、部長をやっているんですが、先輩やさん付けされるのは壁を感じるから嫌なんですよね。だから極力そういう壁を無くす努力はしています。生徒会は多分そう思う人が多くて、毎年いい感じに壁がなくなっているという印象ですね。

壁を自身で取り払って、良い雰囲気を作っている。それができることってとても利点だと思いますね。李くんは、こういう雰囲気を見ていて来年からの雰囲気をどう作っていきたいとかありますか?

李くんそうですね。雰囲気の話からすると、僕が初めて生徒会に行った時のことを思い出しますね。その時、別の用事があって少し集合時間に遅れてしまったんです。申し訳ないと思いながら、怖い人だったらどうしようとか、嫌な顔をされたらどうしようとか、いろいろ考えて緊張していました。でも生徒会室に入ったら、ずっと楽しそうに話してくれて緊張がすぐに解けたのを覚えています。

初めて行くところでピリついた雰囲気とかになると嫌ですものね。でもそんな心配なく自然に馴染めたというのはやはりこの生徒会が守ってきた伝統なんでしょうね。

李くんそうですね。怖い雰囲気とか全然なくて、すぐに趣味の話などを先輩達から積極的に話してくれたのは嬉しかったです。僕もこの雰囲気を継いで行かなきゃなって思いましたね。

~生徒会での経験を今後どのように活かして活きたいか?~

ここまで生徒会のお話を聞いてきましたが、この経験を今後にどう活かしていきたいと思いますか?

大山くんそうですね。先ほども言っていました、先生達への交渉術は活かしていきたいなと思います。あとはこれだけ3年間いろんな経験をさせてもらって、いろんな人の内面を知ることもできましたし、裏方の大変さも自分なりに理解できたと思います。だから今後も、人の手助けができ、人を裏方で支えることもできる人でいたいなと思います。

李くんはどうですか?

李くん僕は大学生や社会人になった時にいろんなコミュニティーに属すると思うんです。そういう時に、どういう雰囲気を始めに作れるか、というところをこの生徒会から学んでいます。みんなが仲のいい雰囲気や環境を作れるようにこの経験を活かしていきたいなと思います。

大事ですね。

李くん「親しき仲にも礼儀あり」の一番強いのがこの生徒会だと思っています。礼儀はちゃんとあるけど、めちゃくちゃ仲がいい。それを作っていきたいと思います。

伝統がきちんと伝わっているなと感じます。こうして受け継がれて行くというのをすごく感じました!

 
佼成学園中学高等学校のおすすめポイントは?

~先生との距離が近いことが最大の魅力!_大山くん~

最後にこの学校のおすすめポイントを聞いてみたいと思います。

大山くんそうですね。もしかしたら他の学校でも言われていることかもしれませんが、実際に先生との距離が近いというのがこの学校にはあります。中学の頃にはあまりなかったんですが、高校になると勉強の難易度が上がってきて授業だけでは追いつかないところもあるんです。そんな時に事前に先生方に「この時間空けておいて」とお願いすると時間を作ってくれるんです。

そうなんですね。

大山くん大体の先生が中学からの持ち上がりとなっているので、仲も深まっている。だから若干敬語をなくして話しかけても先生達も快く答えてくれるんです。…もちろん、敬語については事前に承諾をもらっていますが。

先生にフランクに話しかけるというのはなかなかドキドキしますが、それが先生との良い距離感なんですね。

大山くんはい。実際、時間を作ってもらってその時間に先生を訪ねると裏紙とペンを用意して持ってきてくれるんです。それで丁寧に教えてくれる。会議がない日なんかは4時半から6時まで教えてくれることもあります。

結構拘束時間が長いですね。それでもしっかりと向き合ってくれるんですね。

大山くんそうなんです。その他にも、行事では買い物についてきてくれたこともあったくらい、本当にフレンドリーなんです。あとは進路相談とかも、夏休みでも総合型推薦の書類作成もつきっきりで見てくれたということも先輩から聞いたこともあります。本当に距離も近いし、親身になってくれる先生しかいないというのがポイントですね。

いい先生が揃っていますね!なかなか2時間も自習に付き合ってくれる先生っていないんじゃないでしょうか?

大山くんそれがうちの学校では普通なんですよね。それも距離感が近いからという一言に尽きると思うんです。距離感が近いといえば、うちの学校って大学の合格発表をみんなで見るという文化があるんです。

大学の合格発表をみんなで見る?

大山くんはい。大学の合格発表の日に、教室に集まってその場で合否発表をモニターに映してクラスみんなで一緒に喜んだり、悲しんだりするんです。

私なら絶対嫌ですね……。

大山くん普通だったら嫌ですよね。でも、これがうちの伝統になっているんです。

それは、発表された時の雰囲気というのが想像がつかないんですが、どんな感じなんでしょうか?

大山くん僕も映像で見せてもらっただけなんですけど、合格したらもちろんみんなで喜んで肩を組んだりして喜びを爆発させていましたね。でも、もし不合格でもその努力を尊重してくれるんです。そういう雰囲気が生徒だけじゃなくて一緒に見ている先生も同じ気持ちで喜んだりしてくれるのが、すごくいいなって思います。

お話を聞いているだけでも胸熱な光景ですね。みんなが自分事のように喜べるというのは、青春だなって感じます。

~男子校ならではの熱量の強さが魅力_李くん~

では、李くんにもおすすめポイントを聞いてみたいと思います。

李くん僕は男子校ということもあって、イベント事で熱量がすごいのが一番の魅力だと思います。

男子校の行事での熱量は凄そうですよね。

李くんそうですね。でも僕が一番熱量がすごいなと思ったのは体育祭なんです。対抗リレーとか、応援合戦とかも、もう応援がとにかくすごいんです。応援の練習は夜遅くまでみんなで残ってやっていたり。本番は客席から応援していても、白線ギリギリまで体を乗り出して応援したりするんです。その熱量は男子校ならではだと思いますね。

そうですね。いい意味で異性がいないから熱をぶつけ合うことを躊躇わない感じが伝わってきます。

李くん全員全力なんです。特に応援合戦は、うちの学校の伝統になっているんですがダンスを踊るんです。流行りの曲などを選んで、自分たちで振り付けを考えたりとかして、優勝を目指して競い合うんです。

盛り上がりそうですね!その熱量って生徒さんが本気でぶつかって楽しんでいるからこそ生まれるものだと思うんですよね。

李くんそうですね。文化祭でもそうですが、やっぱり自分たちが楽しくないとお客さんも楽しめないと思うんです。だから、それが出せる行事やイベントがあることがこの学校のおすすめポイントだと思っています。

~受験生へのメッセージ_大山くん~

大山くん僕から受験生へ伝えたいことがあるのですが、いいでしょうか?

もちろんです。お願いします。

大山くん僕が入学した年はちょうどコロナが流行った年でした。その年は最初に学校に登校できたのは6月の終わりか7月ごろで。それまではずっとオンライン授業でした。少し学校に行けるかもと思っても、またオンラインに戻ってしまうことも多い時期で、中2になっても学校に行けたり、行けなかったりが続いていました。それでも、今はこうして学校生活を楽しめています。だから、どんなことがあっても学校生活って楽しめるんだと僕は思っています。

実をいうと僕は佼成学園が第一志望じゃなかったんですが、どんな学校に入っても頑張ったら頑張った分だけ、その後の6年間は楽しくなります。どの中学に入学してもきっと楽しい中高生活を送れます。だからあと少し、受験勉強を頑張ってください!

 

佼成学園中学校のことをもう少し詳しく聞いてみました!

佼成学園中学校の書道

~佼成学園中学校の注目ポイントは?~

ここからは先生に佼成学園中学校について詳しくお伺いしていこうと思います。

先生よろしくお願いします。

先ほども生徒さんにお話を伺っていて御校の雰囲気などはかなり掴めたかなと思います。

先生ありがとうございます。

改めてになりますが、御校の注目ポイントをお聞かせいただけますか?

先生そうですね。先ほどの生徒の話にもあったことを含めると3つのことが言えるかなと思います。一つ目が、教員と生徒感の仲の良さです。これは本当に本校の大きな特色の部分かなと思っています。

先ほども、フランクに話しかけられる雰囲気があるとお話がありましたね。

先生そうですね。生徒目線になってアドバイスができるというのは大きな特徴かと思います。

なるほど。

先生二つ目は、何事にも全力で取り組める環境があることですね。行事、学習など、何に対しても手を抜かずに自分も、お客さんも楽しめるような環境を提供できる部分が特徴かと思いますね。

こちらも先ほど生徒さんのお話にも出てきていましたね。

先生はい。生徒にも伝わっているようで嬉しいです。

特徴の三つ目は何でしょうか?

先生生徒の話に付け加えるという部分で言いますと、男子校ですが英語に力を入れているということですね。特に中学校は週8時間の英語の授業があります。

週8時間ですか?

先生はい。4時間は座学、4時間はプラクティカルイングリッシュというコミュニケーションの時間ですね。楽しみながら英語を身につけてもらって、使える英語を身につけてもらえること。あとは、グローバルコースを置いていますので、グローバル教育的な部分にも力を入れています。中学校ではグローバルリーダープロジェクトと言いまして、希望者を募ってモンゴルなどに行くというプロジェクトがあるんです。

素敵なプロジェクトですね。

先生はい。学校全体でグローバル化を図りたいという思いから行なっているプロジェクトです。中学と高校にそれぞれコースを設定しているのですが、その一期生がこの前の春に初めて卒業しました。

といいますと、ちょうど今年で4年目になるんですね。

先生そうです。一期生の進学先が実は結構良かったんです。資料に載せているのは進学先となっているんですが、実際には慶應大学に行った子は筑波大学にも受かっていたりもしました。

海外の大学にもたくさん行かれていますね。

先生そうです。中には京都大学と同じレベルの大学もあります。表などで並べて見ますと、実は総合選抜で合格している人が非常に多いんです。これはアントレプレナーシップの結果を使っている生徒が多いからなんです。

そうなんですね。御校で学んでいることがそのまま大学入試にもうまく繋げられているということなんですね。

先生はい。この結果からもそれが目に見える形で出ているのは、生徒が本当に頑張ってくれているからなのかなと感じます。

そうなんですね。

先生総合選抜入試も昨年は250人中64人合格しているんです。さっき生徒の話でもありましたが、総合選抜には個人個人の指導が必要となってきます。本校は学校規模がそんなに大きな学校じゃないからこそ、学校だけでもちゃんと指導ができているので、入試の結果に繋がっていると思っています。

素晴らしいですね!

~どういった生徒が佼成学園中学校にはあっている?~

次の質問ですが、御校にはどういった生徒さんが合っているとお考えでしょうか。

先生そうですね。今からでもいいので、これから自分で夢を見つけていきたいとか、自分自身を成長させたいなど、モチベーションを高く持ってくれている生徒さんにきてもらいたいと思っています。結構探究活動もしっかりやっている部分がありますので。本校でよく謳っているのが、「人生100年時代」という話をしています。そう考えると、生徒たちはまだ80年くらいいきなければいけないんです。

その通りですね。

先生ですから、やはりSingularityとかも囁かれています。そうなった時に人間にしか出来ない能力を身につけなければならないですよね。

そうですね。これからはAIの時代と言われていて、今まで当たり前だった仕事がなくなるということも言われています。

先生そうなんです。だから今、文科省が身につけてほしい資質として定義していることがあって、本校ではそれに当て嵌めて、さっきのアントレプレナーシップとはまた別に自分の好きなことを突き詰めてほしいと思っています。

御校として、実際にはどんな姿がゴールとなるのでしょうか?

先生自分の好きなことを研修して調べたり、データをとったりして、最終的には人前で発表するというところまで持っていこうというのが目標です。

なるほど。

先生今まで好きなことを研究した生徒の中でもユニークな話がありまして。

どんなお話なんですか?

先生2人いるんですが、1人目の子は、ザリガニが好きでしてね。ザリガニを解剖した時に、胃の中から石が出てきたんです。

胃の中から石ですか?それにはどんな意味があるんですか?

先生その生徒もそれを疑問に思いまして、調べて行ったんです。そうしたら、脱皮をするときのカルシウムを蓄えていることがわかったんです。

へ~!胃の中の石がカルシウムですか!

先生そうなんですよ。それでその生徒は、その研究を使って慶應大学の総合型のSFCに進学していきました。

これまた目に見えて成果が出ているんですね!もう1人の生徒さんのエピソードも聞いてみたいです!

先生もう1人は飛行機が大好きでして、よく羽田空港に行っていたんです。その時に妊婦さんが飛行機に乗るのって大変だろうなと感じたらしいんです。

なるほど。

先生それで、併設している幼稚園の保護者にアンケートを取ったり、JALやANAの職員にオンラインで話を聞かせてもらって情報を集めていました。

その結果はどうだったんですか?

先生最終的には法律を変えなければ解決しないということになりまして、慶應大学の法学部に進学していきましたね。

本当に御校でやったことが先の人生までつながって行っていますね。

先生そうなんですよ。今年も、文部科学大臣賞や総務大臣賞というのをいただいているんです。

すごい賞を取っているじゃないですか!

先生それでこの文部科学大臣賞は国際科学技術フェアというのがアメリカであります。これに本校としては6年ぶりに日本代表に選ばれまして、来年アメリカにいくことが決まったんです。本当にこういうことも結果として出てきていると思うと嬉しいですね。

なるほど、先ほど李くんも言っていましたが、『大きく成長できる環境がある』と。学校側もそういうチャンスを作っていますし、生徒にもちゃんと伝わっているので、素晴らしいと感じました。

先生ありがとうございます。お話をまとめますと、モチベーション高く、やりたいことを見つけて行ってもらいたい。そう言う生徒さんにきてほしいなと思います。

そうですね。

先生入学前は恥ずかしがり屋さんでも、環境に慣れたら自分で発表とかできる人間になっていけると思います。やはり志を高く持っていてほしいですね。

~学習面のサポート体制について~

次に学習面のサポートについてお聞かせください。

先生そうですね。まず、中学に関しては毎週小テストを行っています。その点数が振るわないと次の週に必ず補修となります。

毎週小テストですか。

先生中学生はどちらかと言えばまだ自分のことが見えていない子がいるので、こちらから提示したものをまずはやってもらって習慣をつけていきます。

なるほど。

先生高校になりますと、講習関係が多くなってきます。年間で200講座くらいを学校で用意していて、生徒のレベルに合わせたものや必要なものを受講してもらえるようにしています。

200もの講座があるんですか!

先生そうなんです。あとはチューターもおりまして、今は70人くらい在籍してくれています。やはり自分の行きたい大学や学部の話を先輩に聞けるというのは強みかなともいます。

確かに貴重なお話が聞けそうですね!そのチューターは御校の卒業生になりますでしょうか?

先生はい。全員本校の卒業生です。職員室の側、進路指導部室や自習室にいるので、ちょっとしたタイミングで話を聞きにいける体制があります。

現役の子にしたらその体制はありがたいですね。自分が目指す大学の先輩にすぐに話を聞けることなんて、普通はないでしょうから。

先生そうなんですよ。チューターたちも結構自分たちがお世話になったという気持ちがすごく強いので、親身になってくれるんです。例えば、その生徒が行きたい大学の対策問題とかを作ってくれたりとか。時にはクリスマスパーティー開いてくれたりとか、積極的にやってくれるんです。

男子校なのに…と言い方はよくないかもしれませんが、男子が積極的にお世話してくれるというのは、愛を感じますね。

先生本当に学校全体がそういう関係です。先ほど合格発表をみんなで見るということをお伝えしましたが、お互いを尊重し合っているんでしょうね。

本当にいい文化が脈々と受け継がれているんだなと感じます。とても温かい気持ちになりますね。

~自習室のサポートと体制は?~

次に自習室のサポートについてお伺いできればと思います。

先生自習室に関しては、年間350日くらい解放していまして。年末年始とお盆くらいしかしまっていません。

素晴らしい!勉強し放題ですね。自習室は何時まで使えるんでしょうか?

先生高校生が夜の8時までですね。中学生は夜の6時までとなります。自習室は中学専用のもの、高校1~2年生用のもの、3年生用のものの、3つに分けています。

そうなんですね。利用される生徒さんは結構多いんでしょうか?

先生中学生は試験前なんかはかなりいますね。高校生に関しては日常的に使っている感じでしょうか。

意欲的な生徒さんがたくさんいるんですね。

先生なので、部活を頑張った後に少し残ってやっていくとか。その時にチューターに話を聞いてもらえるということも大きいと思います。

チューターさんは何時までいるんでしょうか?

先生最後までいますね。ですから質問しながら勉強が進められるというのもいいのではないでしょうか。

~カウンセリングのサポートについて~

サポート体制の最後にお伺いしたいのが、カウンセリングについてです。御校はどのような体制があるのでしょうか?

先生カウンセラーが週1回来ていただいています。予約制で生徒も保護者様も使っていただける体制が整っています。

そうなんですね!利用される方は多いんでしょうか?

先生いるかどうか詳しくは知らされていないのですが、多感な時期ですからご家庭を含めてこの制度があることに安心をいただいていると思います。

安心して利用できるんですね。

先生はい。特に男子校ということもあり、我々が学校で見ている生徒さんと、ご家庭の中の生徒さんでは雰囲気が違ったりする子もいるみたいなんです。

私もたまにそういう生徒さんにお会いすることがあります。いつも不思議だなと思っているんですが…。

先生きっと、ある意味では学校にいるときのほうがリラックスしているのかなという気がするんです。本音で喋ってくれている気はしていますが、なかなか家だと粋がっちゃう部分があるのかもしれませんね。

やはり難しい年代ですね。そういう部分でも安心して相談できる場所があるのは嬉しいですね。

~学校への通いやすさは?~

次に、学校への通いやすさなんですが、こちらはいかがでしょうか?私も本日は方南町駅から歩いてまいりました。

先生それが一番一般的かなと思いますね。方南町駅から徒歩8分なんですが、そのほかにも各駅からバスも出ています。

バスでも通学ができるんですね。

先生はい。中野と笹塚、永福町、阿佐ヶ谷からバスが出ています。比較的朝の時間帯に関しては本数もたくさん出ていますので、接続という意味ではいいと思いますね。

思ったよりもたくさんの駅からバスが出ているんですね。

先生そうなんです。あとは中学生に関しては、5km圏内であれば自転車通学ができますので、そちらもうまく使っていただけるかと思います。

更に自転車通学も認められているんですね。

先生実は少し前まで8km圏内だったんですが、生徒数が増えてきたことと安全面を考えて5kmくらいがいいということになったんです。

なるほど。今お話を聞いていてもいろんな方面からも通学ができます。交通量も多くない場所にありますから、安全に通学できるという感じですね。

先生そうですね。

 
入試についてもお伺いしてみました!

~佼成学園中学校に合格するためにどんな準備をすればいいの?~

次に、入試についてお伺いができればと思います。御校に受験を考えている受験生に向けて、どんな準備をすればいいのか教えてください。

先生実は今年から入試の難易度を少し変更している部分があります。特別奨学生入試の合格点に差を作りたいという思いがあり、少し難易度を上げているんです。

難易度を上げているとは具体的にどういった部分になりますでしょうか?

先生例えば、国語であれば文章の量が長くなっているとか。算数であれば、正答率をA・B・C・Dとそれぞれパーセンテージを出しているんです。その中でも少し難しいC・Dの問題を増やしています。

なるほど。

先生あとは社会、理科に関しては、記号問題を減らし、記述問題を増やしています。とは言うものの、基本的な出題傾向は変えてはいないんです。

そうなんですね。

先生はい。ですので、しっかりと過去問題集を繰り返しやっていただくことで本校の出題傾向というのが見えてくるんじゃないかと思います。

なるほど。過去問に取り組んで、御校のカラーをしっかりと把握することが大事です。

先生はい。過去問題集を見てもらうと、「これ毎年出てるよね」というのがあるかと思います。そこをチェックしてもらうのは大きいと思いますね。

~受験までに保護者が準備することは?~

受験生が準備することについてお伺いできましたが、保護者さんが準備することなどは何かありますか?

先生まずは、ご子息の体調管理は大切にしていただきたいと思います。中学受験は、保護者が本気になることもありますが、意外と子供さんは冷静だったりします。なので、まずは保護者さんも落ち着いていただいて、しっかりと焦らないでやっていただくことが大事かなと思います。

大事ですね。

先生変にプレッシャーにならないように、リラックスできるような雰囲気や環境を作っていただくのがいいと思います。

やはり御校に入学する生徒さんのご家庭はそういった雰囲気を作れる方が多いのでしょうか?

先生保護者の方に「どんな受験でしたか?」という話を聞く機会があるんですが、結構お子様に対して自由にさせていたり、「焦らない空気感を作っていました」という方が多い印象です。

ご家庭の協力関係も大事なんですね。

先生そうですね。本当に協力いただいたというご家庭が多いと思いますね。説明会とか見ましても、ご夫婦でいらっしゃる方もかなり増えてきました。なので、ある程度価値観を一緒にされて、焦らないようにとお伝えしたいですかね。

今、お話にもありましたが、ご家庭に受験のことを聞く機会があるのはいいですね。

先生そうなんです。毎年入試体験会を1月にやっています。受験生は本番と同じように受験票をもらって教室に行ってもらいます。一方その裏で、保護者の皆様には本校の保護者様に来ていただき、ご自分の入試を振り返っていただいた体験談をお話いただきます。受験生もご両親も安心して本番に臨んでもらえるように企画を立てています。

そういうのを本番前に聞けたり、シミュレーションできるのは強みになりますよね。

先生やはり体験しないとわからないことってたくさんあると思いますから。我々の話だけじゃなく、当事者の方に来ていただくと言うのは大きいかなと感じています。

学校の特色

授業

授業1
授業2

部活動

自分のチャレンジしたいことを見つけるきっかけになる。本気で取り組む部活動。
地学部

~部活動についてもお伺いしました!~

御校は文武両道を掲げていますが、部活動についてはどう行った特徴がありますでしょうか?

先生高校になりますが、アメフト部がおかげさまで8年間で5回全国一を取っています。アメフトはやっている学校って少ないと思うので、そこはメリットかなと思いますね。

確かに、アメフト部がある学校ってあまり聞かないですね。

先生そうなんです。今年、校庭を人工芝にしたばかりで、すごく使いやすい環境で取り組めています。もちろん男子校なので、野球やサッカー、バスケなどもみんな積極的にやっています。

活発に活動される生徒さんたちの姿が目に浮かぶようです。

先生逆に、文化系の話をしますと、私は吹奏楽部の顧問も務めていますが、中高合わせて部員が50名ちょっといます。

吹奏楽で50人は多いですね!

先生そうなんです。他にも書道部はパフォーマンス的な書道を披露したり、サイエンス部もマリンチャレンジプログラム2023全国大会で最優秀賞を取っています。

校舎に横断幕が掲げられていたのを拝見いたしました!

先生そうなんですよ。そういった結果を出してくれる生徒も多く、すごく頑張ってくれています。本当にどれに対しても本気で取り組んでいる結果かなと思いますね。

部活でも本気になれる、行事でも本気になれる。本校ならではの強みなのかなと感じます。

先生そうですよね。

ちなみに部活動は週何回とか決められているんでしょうか?

先生基本は週4回ですね。部によりますが、高校生になると強化指定部というのもあります。

強化指定部というのがあるんですね。

先生はい。アメフト部、野球部、バスケ部、ソフトテニス部、吹奏楽部が該当になります。

それほど活躍できる部活があるんですね。

先生まだ何が自分に合ったものかというのがわからない子が多いと思います。だからこそ、それを見つけてもらえるようにチャレンジしてもらいたい。本当に自分がやりたいことを見つけた上で、自分がやりたいことで大学を見つけて卒業してもらいたい。それが我々の願いです。

何事も本気!その思いが伝わってくるようです!

文武両道を掲げる佼成学園では、授業、部活、行事に至るまで全て本気で取り組む生徒達の姿がありました。それは生徒だけでなく学校全体が互いの想いを理解しているからこそ、良好な関係を築きながら生徒の目標達成に向けて歩んでいると感じました。この学び舎から育つ生徒が世界を見据え、この先も全力で挑戦する姿が目に浮かぶような素晴らしいインタビューでした。

合格実績

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